仮面ライダー 第28話 地底怪人 モグラング


【できればヤジ馬は整備の邪魔なので帰っていただきたい】

今回登場するモグラングは、東映が以前出したビデオ『東映怪人大図鑑』でインタビューに答えた造形の前澤範氏が、「モグラというイメージより、やはりモグラング」とその出来を絶賛した怪人です。

それだと「ムカデというよりムカデラス」とか「クラゲというよりクラゲダール」とか何でも言えそうな気がしなくもないですが、まあそういうことなのでしょう。

モグラングの鳴き声というか叫び声、声優さんの地の声ではなく、人の声を加工したような「ウオー」というSEになってます。

全日本モトクロス選手権、後援として何気に毎日放送が名を連ねています。なかなか抜かりのない放送局です。もっともリアルタイムでどれだけの人がネタに気づいたかは分かりませんが。

ユタカさん、半年前までは将来を嘱望されたレーサーだったそうです。とっても青白い不健康そうな顔なのでにわかにそうとは思えませんが、おやじさんが言うからにはそうなのでしょう。

おやじさん、ユタカさんに3回転倒したくらいでバイクに乗るのが恐いとは何だと言ってますが、自転車だって3回も転倒したら正直乗るのがイヤになる気がします。

あとおやじさん、マシンの整備を任せる条件として出したのが、来年はユタカさんが乗ってレーサーとして出場することでした。やはりおやじさんは男ですね。もっとも来年の今頃はショッカーがゲルショッカーに変わる頃なのでそれどころではないような気がしますが。

滝和也、一文字隼人の部屋とはいえ相変わらず人の部屋のドアをノックする気配すらありません。

今度のショッカーの計画は、石油コンビナートの地下から海へトンネルを掘って石油を東京湾に流しこみ、それに火をつけ東京を火の海にして日本経済の混乱を狙うというものだそうです。

石油を流すにしても、水産資源を枯渇させて産業に大打撃を与えるとか、深刻な環境汚染で日本経済を混乱させるのではなく、火をつけて燃やすという豪快さがショッカーらしくて大変に良いです。

で、モグラングは、次々と人間をさらってトンネル掘り用のモグラ人間に改造していました。

死ね死ね団からモグラートをレンタルした方が早いのでは。

モグラングは解毒剤を飲めば人間に戻れるそうで、この作戦が成功すれば元に戻れるという希望を持っていたようです。なんだか悲しいです。

レースに出場できないと言われ、落胆するユタカさん兄弟を、モグラングが襲います。ものごっつい近くにいましたが気がつきませんでしたか。

モグラングに捕まるユタカさん。弟のシンジくんは「一文字さんを呼んで来るから待っててね」と言います。それはお兄さんに言っているのでしょうか怪人に言っているのでしょうか。

クラブに来たシンジくん。「兄ちゃんが変な化け物に」と言います。変じゃない化け物ってあまりいない気がしますが子供のことなのでまあいいです。

呼びにいく→クラブにつく→一文字出る→変身する→また走る

これだけの時間がかかっているのにも関わらず、ユタカさんはまだ自力でモグラングに抵抗しています。おやじさんの言っていたことはやはり本当です。顔が青白いとか見かけで人を判断した自分が大変に恥ずかしいです。

仮面ライダーはモグラングの硬い体に歯が立たず、あっさりモグラングの穴に連れ込まれます。

捕まった一文字隼人。速攻逃げ出そうとしますが、ゾル大佐に「やっと気がついたらもう逃げる支度か」とからかわれてしまいます。一文字隼人、ゾル大佐にこの前と着てるものが違うぞとか言う余裕もないようです。

ショッカーに一度捕まったユタカさんは、催眠状態にされクラブに帰されます。クラブのフカンショット、どうがんばってもユリ姉ちゃんの太ももにしか目がいかない私。

ショッカーは一文字隼人をちゃんと処刑せずにほったらかしでアジトをあとにします。相変わらず甘い人たちです。一文字隼人はこれ幸いと鎖を切ります。しかしやっぱり腕を動かさないと変身できないようです。そう考えると、叫ぶだけで変身できるアマゾンライダーはすこぶる便利です。

一文字隼人は仮面ライダーに変身。「トォー!」のかけ声のあと“かめーんらいだー かめーんらいだー”の部分から主題歌インストが始まりますが、このパターンが使われたのはこれが初めてでしょうか(前にもあったかもしれませんが)。この後わりと頻繁に使われることになるパターンですが、いい選曲です。

仮面ライダーは解毒剤を持って、トンネルのモグラ人間たちを元に戻します。おそらく一体しかないモグラングの衣装を巧みに使った演出です。

ただし、残念ながらモグラング用の解毒剤は持ってません仮面ライダー。

催眠状態のユタカさんはレースのバイクにしかけたリモコン爆弾で滝和也を殺そうとしますが、仮面ライダーに阻止されます。兄を責めるシンジくんに「悪いのはそこにいるヤツだ!」とカッコいい演出で黒幕モグラングをあぶり出します。

モグラングに対抗して新しい技を編み出すヒマのなかった仮面ライダーは、モグラングを生コンクリートタンクのうえに誘い込み、そこに落としました。人間戻れなかったばかりかこの最期。

なんて残酷。

もっとも、作戦が成功したとしても多分元には戻してくれなかったと思うので、モグラングの悲しい運命に思いを馳せながら今回は終わりです。

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