仮面ライダー 第14話 魔人サボテグロンの襲来


【できればオートバイでは寝ないでいただきたい】

この回からオープニング映像が一新。それに伴って主題歌も、従来の藤岡弘版から藤浩一(子門真人)版へと変更されます。音楽的にはやはり子門版の方がいいわけですが「主役が歌っている方がいいんだ」というプロデューサーの考えで藤岡版を採用、ところが藤岡氏が出れなくなったことによって“念のために作っておいた”的な、子門版が日の目を見ることになりました。

この変更を、当時の視聴者がどう受け取ったか詳しいことは分かりませんが、歌自体は変わってないし、子門真人氏の歌声はエンディングでみんな聞き慣れていたわけで、それほど大きな混乱はなかったのではないでしょうか。

またオープニングの最後の方、次回から一文字隼人改造カットが入る部分には、仮面ライダーのサイクロン走りが入っており、ナレーションはありません。

オープニングで登場する怪人は、蜘蛛男→ゲバコンドル→ヤモゲラス→サボテグロン→トカゲロン となります。ナレーションが入らないバージョンはこの回だけですが、これはこれでいい感じです。

この一文字ライダーから、原則的に眼の色は赤だけになりますが、初期は場面によってはマスクの色を塗り替えた従来のピンク眼の仮面ライダーも併用されています。

冒頭、ショッカーに破壊されるメキシコのダム。流れ出る水の色、ものごっつい緑色です。こんな水を飲んでメキシコの人たちは大丈夫なのでしょうか。

メキシコ支部、戦闘員は従来のベレー帽にアイマスク型の戦闘員です。

もうメキシコは90パーセント、ショッカーに征服されたそうですが、これって大ニュースじゃないですか。いかに昭和46年とはいえ国際ニュース伝わらなさ過ぎです。もう空港とか余裕で閉鎖されてそうですが。

首領に日本支部へ行けと言われて、何だか嬉しそうなサボテグロン。なかなか命知らず、いや根性のあるヤツです。

FBIからの通信を受けた滝和也。立花レーシングクラブの発会式の招待を受けていたようですが、出席できないです。滝の住まいは

東京都渋谷区千駄谷3-53-2 千谷サニーパレス318号

だそうです。住所はしっかり書いてますが、今度は郵便番号が書いてません。何かどっかが抜けていますこの世界の住人たち。

あと、普通のマンションにそんな物騒な通信機持ち込んだりしていいのでしょうか。

これから数えきれないほどショッカーに狙われる店、めでたく開店です。

ところでアミーゴを閉めてここをオープンしたのだと思いますが、けっこう資金必要だったと思います。アミーゴってそんなに儲けていたのでしょうか。ただ、堅実に稼ぐならスナックの方が良かったような気もしますが、やはりおやじさんとしては趣味を活かしたし店をオープンするのが夢だったのでしょう。

そこへひろみさんがお仲間を連れてやってきます。ガキはともかく、ひろみさん入れて女性4人です。

ここって夜のお店だったですか。

あと、後ろにいた男の人は何だったのでしょうか。

中に入るなり、マリというか山本リンダが一言。

「うわぁ〜ゴキゲンじゃん♪」

何がゴキゲンなのかさっぱりわかりませんが、あなたの発言なのでまあいいです。

女軍団にオートバイの経験を聞くおやじさん。ミチは「90CCをすこーし」、ユリは「空手初段」、マリは「フェンシング」だそうで、オートバイ経験はないそうです。

「だから教えてほしいんじゃ〜ん」とマリ。それも確かに道理だと思いますが、なんだかあなたからは別のことを教えてもらいたい気分になります。

ちなみに、このメンバーに混じってはやや地味な印象のユリですが、この後彼女が最終回まで出演することになるとは、多分この時点では誰も想像しなかったでしょう。

あと、山本リンダについて小林昭二さんは、『テレビ探偵団』に出演したとき「当時は忙しくていつも移動の車の中では寝ていて、かわいそうな印象しかない」とおっしゃっています。

メキシコからの飛行機で来たFBIの仲間を、滝和也が車で迎えにきます。普通に飛行機飛んでるようですメキシコシティー。

その車を見る一文字隼人。初登場ですが怪し過ぎます。そのサングラスの変なかけ方は何でしょうか。

立花レーシングクラブでは、ミチが妙にセクシーなダンスを披露しているというのに、おやじさんはたいそう不機嫌です。あまつさえ、五郎に食いかけのバナナまで渡されてしまいます。

そういやおやじさん、アマゾンにもバナナ渡されてました。

そのとき、サイクロンが動き出します。ていうか仮面ライダーにとって最重要アイテムが、こんなところにカバーかけられて何気に置かれていたとは。ショッカーの目を欺く高度な作戦なのか、ただ単に管理がずさんなだけなのか判断に迷うところです。

全自動モードのサイクロンに勝手に乗るおやじさん。これで寝てても本郷のもとに行けると言って本当に寝ようとしますが、急停車したり急発進すると余裕で振り切られると思いますので、いちおう起きておいた方がいいと思います。

滝和也は、黙り込んでいるFBIの仲間にちょっとキレかけています。すると、メキシコシティー発の飛行機から死体が出たというニュース。それを聞いてFBIの仲間はあわててラジオを切ろうとしますが、もう手がものごっついサボテンです。

「何で止めるんだよ!!」ともう一回ラジオをつけようとする滝の手を、サボテンの手が握り、滝は痛がって、この男がショッカーの怪人であることに気づきます。

もう一段階早く気がついてほしいものです。

あと、もしラジオじゃなくてカーステか何かをぶっ放していた場合、サボテグロンはどうするつもりだったのでしょうか。

正体を現すサボテグロン。人間に変身する怪人は珍しくないですが、多分さっき会ったばかりの人間に変身するとは、サボテグロンなかなか侮れないヤツです。

滝和也は車を一台お釈迦にしてサボテグロンを倒そうとしますが通用しません。そこへサイクロンの上で寝てたおやじさんが通りかかります。

滝和也、この前までは「立花さん」と呼んでたのに、この回から完全に「おやじ」呼ばわりです。

滝和也から「ショッカーの化け物だ」と言われて「見れば分かる」と返すおやじさん。人を見た目で判断するのはどうかと思いますが、人じゃないのでまあいいです。

すると、デストロイヤー風の覆面を被った赤・黒戦闘員初登場です。メキシコ支部にはまだいませんでしたが、作戦が遅れている日本支部を強化するために、最優先で配置されたということなのでしょう。

サボテグロンが飛び道具を使っているところに、仮面ライダーの登場です。カラーリングが明らかに今までの仮面ライダーとは違いますが、おそらくおやじさんと滝和也は本郷猛と思っているのでしょう。

まあ、ショッカーライダーの黄色いマフラーに全く気がつかなかった人たちですから、このくらい気がつかなくても何の不思議もありません。

クラブに戻ったおやじさんと滝。滝和也は、奥さんがいると分かるとミチとマリからほったらかしにされてしまいます。コワい人たちです。

すると、本郷猛ではない人がクラブにやってきます。面々は電気を消すと、入ってきた人間に襲いかかってきます。ある意味ショッカーよりたちの悪い人たちです。

入ってきたのは一文字隼人でした。ところでその花は何でしょうか。

フリーのカメラマンと言う一文字隼人。その割に持っているのはコンパクトカメラなので余り説得力が無い気がします。

私をモデルに使ってと言うマリですが、一文字隼人は女はダメと突っぱねます。

バカなヤツ。なんてもったいないことを。

今回からアイキャッチは青に変更です。そういえば第1クールは、作品自体に地味な印象がある割にはアイキャッチのバックは真っ赤でした。

ショッカーの基地、サボテンの花の威力を説明するサボテグロンですが、妙に頭の薄い科学者の人が気になってそれどころではありません。

ショッカーの基地を探る滝和也とおやじさん。おやじさん、ちと重装備過ぎやしませんか。完全に山登り状態ですが。

そこへまた一文字隼人が現れます。おまえショッカーの一味だろうと言うおやじさんに対して一文字隼人。

「ショッカー?おれはシャッターなら専門だけどね」

おやじに対しておやじギャグ。寒すぎます。

そんな一文字隼人を無視してショッカーの基地を発見するふたり。しかし一文字隼人もそこらへんをウロチョロしています。

一文字隼人は、サボテン爆弾を爆発させようとして、サボテンに石をぶつけます。しかし塗装が剥がれただけで爆発しません。もっともこんなところで爆発されたら、ショッカーにバレバレだと思いますが。

と思ったら、すでにバレバレでした。サボテグロンが3人をモニターで見ています。サボテンの花は仮面ライダーが現れてから咲かすそうです。てかその仮面ライダーは、もうモニターに映っているのですが。メキシコから来たので、まだ一文字隼人のことを知らなかったのでしょうか。誰か教えてあげてほしいものです。

あと、サボテグロンから見られた戦闘員は、ここで愛想笑いした方がいいのかしないほうがいいのか、相当悩んだものと思われます。

滝和也とおやじさんは、基地の入り口を急襲しますが、ダミーの戦闘員でした。ご丁寧にマスクの下にもちゃんと顔がありました。ふたりはヒマつぶしにサボテン爆弾をひとつサクッと爆発させて、すごすごと引き上げてきます。

どうやら3人はサボテン爆弾に囲まれたようです。「前門の虎に後門の狼か」と言うおやじさん。

まあ、実際の相手はサボテンなんですけどね。

すると一文字隼人は、自分が仮面ライダーであることを明かします。どうやら本郷猛、おやじさんに何も言わずに旅立ったようです。ルリ子さんも後を追ったと聞いて「ルリ子さんも」という滝和也。その言いぶりだと内心実は嫁よりルリ子さんの方が好きだったというように聞こえるのは深読みのし過ぎですか。

一文字隼人は仮面ライダーに変身します。当然のように、ベルトにはすでに立花レーシングクラブのエンブレムがバッチリついてます。オサレ。

仮面ライダーは、いつの間にか呼んであったサイクロンで戦闘員のオートバイを追います。この回から、軽量化が図られたいわゆる“改造サイクロン”が従来のサイクロンと併用されるようになります。

ショッカーのオートバイ3台と仮面ライダー。ショッカーは普通のジャンプ音なのに、仮面ライダーの時だけ“ピュイィィィン”と鳴るのがとっても素敵。

ショッカーの戦闘員どもをサクッと蹴散らした仮面ライダーはサボテグロンと対決。サボテグロンにサボテン爆弾のまっただ中へ投げられ、中江氏のナレーションとDVDではガッチリ固まった静止画とともに次週へ続きます。

次回予告、ラストカットでサボテグロンのサボテン爆弾がゴロンゴロン転がるNGカットが見れます。エンディングも映像が一新され、有名な橋の上から全員大転落バージョンになります。

誰か、蜘蛛男の中の人を早く助けてあげて!!

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