特捜最前線 第394話 レイプ・白いハンカチの秘密!


【脚本 佐藤五月 監督 辻 理】

橘、確かに今「ハンケチ」って言ったな。

◆   ◆   ◆

今回も「女性の犯罪体験手記シリーズ」、だそうで。

初めの方は橘編臭かったが、気がついてみれば、いつの間にか、叶編。

麻丘めぐみ、ゲスト出演。

で、この回に関しては、実際の内容の他に、色んな視点でストーリーを描くことが可能であることに気づく。

ワタシが思いついたのは、以下の4つ。

1.麻丘めぐみ中心の話(実際の内容)

2.特命課と中田弁護士との対決が中心の話

3.死亡した国会議員中心の話

4.麻丘めぐみと同業者の女中心の話

ワタシとしては、実は「4.」で話を作った方が、良かったのでは無いかという気がしてならない。

結局は、麻丘めぐみが「正当防衛でない」という証拠とされた白いハンカチは、“ハンカチの秘密”を知っていた、その女の仕業だった。

その女いわく“友人だけが幸せになるのは腹立たしいから、それをぶち壊してやろうと思った”とのこと。

この心情は、ワタシ的には十分理解できるし、真にも迫っている。よって、この女中心の話にすれば、テーマは同じでも、また違った展開になったことであろう。

ていうか、この女、初めの方にチラッと出てきただけで、第4パートで再登場する頃には、すっかり存在を忘れていた。こういうのは、脚本の構成としては、あまり良くはない。

それと、今回はかなりきわどい発言を連発する叶だが、「ただ単に粗野」というものではなく、内容がキツいという意味においては、もし叶刑事が、長坂氏の思い描いたようなキャラクターになっていたら、常にこういう雰囲気の刑事だったのだろうなという印象を受けた。

あと、終わってみて思うことは「描きようによっては、中田弁護士は別に出てこなくて良かったのでは?」ということ。

まあ、佐藤脚本らしく、女性の視点とその主張を明確にするために登場したキャラクターだとは思うが、結局、ストーリー展開上の決定的な役割を持っていなかったために、ラストでの神代との会話シーンは、かなり“とってつけた感”があることは否めない。

そもそも、このキャラが出ることによって、話の焦点がぼやけるということもあるので、出すのであれば、むしろ別の話にして、前述したような“対決”をメインにした方が良かったような気がする。

というわけで、テーマ性はあるものの、話としては、可もなく不可もなくといったレベルのように思えた。

そういえば、この中田弁護士は、番組前期に登場した、藤田美保子さん演じる中田弁護士とは別人なのだろうか。ただ単に、配役代えか?

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