特捜最前線 第390話 判決・愛が裁かれるとき!


【脚本 阿井文瓶 監督 辻 理】

バード星から、コム長官が本郷猛を宇宙刑事にスカウトにきた…わけではなく。

◆   ◆   ◆

桜井が、縁談を持ちかけられたり、親父から弁護士事務所への転職を勧められたり、被疑者を拷問した暴力刑事として訴えられたりする話。

まあ暴力刑事ってのは事実だけどな。

それはともかく、何というか、いろんな意味で“甘っちょろい”話。

つまるところ、「本当に愛するものに裏切られた時、人は悪魔になれる」というのが、この話で言いたいことなのだろうが、それがそもそも甘っちょろい。

だったら、悪魔になったら人を殺していいのか?

人がそうなった時の殺人は、常に容認されるのか?

そんなことはないだろうが。

裁判でそれを言った石川に対し、何か戸惑うような表情を見せる桜井も甘っちょろい。本来、こんなキャラではないはず。

そういう、意味不明な“犯罪者の論理”を言うものを、容赦なく糾弾するのが、本来の桜井のはず。

加えて、桜井に「これ以上調べるな」と懇願に来る石川の娘に対して、困惑の表情を見せる桜井だが、娘の方も、桜井の方も甘っちょろい。

母親が、そういう人様にあまり言えないようなことをやっていたのは事実だし、それを調べるのが刑事の仕事なのだから、自業自得なことをやっておきながら、それを調べるなというのも甘っちょろければ、それで動揺する桜井も、やはり(本来のキャラとは違い)甘っちょろい。

というわけで、言いたいことは分からんではないが、ワタシ的には全く共感するところのない話、ということで。

まあ、「警察官に対し、人々は感謝とともに、一種の嫌悪感も持っている」というのは、真実だと思うが。

あと「男の人は結婚したくなったときが適齢期」と言っているが、ずっと結婚したいと思っているのに、その気配すら未だに感じられないワタシからすれば、それもどうかと。

この回、前述したように、宇宙刑事シリーズでコム長官を演じきった西沢利明さんが出演。何の役で出てきても、やっぱりこの人はコム長官だなぁ。

ちなみに、ファミリー劇場での放送は、この回から、映像の質が格段に上がっている。

(見ようによっては、市販のDVDソフトよりも状態が良い)

おそらく、本放送当時にテレシネの方式が変わったか何かだろうが、おかげで随分と見やすくなった。今までのは、だいぶ経年劣化してたからな…。

(Visited 82 times, 1 visits today)