特捜最前線 第366話 44,000人の標的!


【脚本 藤井邦夫 監督 宮越 澄】

気になるなあ、何だ ちえみちゃんまつり って。

◆   ◆   ◆

警官が立て続けに射殺されるという事件が起こった。

犯人は特命課に1億円を要求、しかもそれを持ってくる刑事に桜井を指定する。桜井は、犯人から渡されたカセットテープの指示するがまま、東京・新宿の街を、ひた走る。

犯人は、なぜ桜井を指定したのか、桜井を街中引きずりまわして、何をしようとしているのか、犯人の真の目的は何か…、という話。

この回だけを単独で見れば、まあそこそこ面白い回…と言えなくはないのだが、やはり物足りない。

前半の部分は、長坂脚本の『誘拐』編のようだし、ラストの、かつてと同じシチュエーションで桜井を“試す”ところなどは、まるっきり「リミット1.5秒」である(今、手元に映像がないのでハッキリ確認できないが、犯人の動機までも、ほとんど同じでは…?)。

街中を桜井が疾走して、犯人の指示に振り回されるというあたりは、ビジュアルとしては力があるので、もうひと工夫、特に犯人の動機に、何か新しいものがあれば…と思うと、実に残念。

それにしても、この回は撮影が大変だったであろう。大半が東京の街中で撮影されていて、それだけに演出のしがいもあったであろう。

しかも、当時の街並・看板などが克明に記録されていて、ある意味、この頃の新宿を記録した、超一級の資料とも言える映像である。

というわけで、この回の本当の見所は、課長が無線を受けているのに、堂々とメシを食っているカンコちゃんでありました。

ちなみにタイトルの由来は、東京の警察官の数、だそうである。

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