特捜最前線 第321話 11時まで待っていた女!


【脚本 大川タケシ 監督 宮越 澄】

なんて、単なる状況説明なサブタイトル。

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脚本は、DVDにも収録された『一円玉の詩』の、大川タケシ。

なので、↑ のネタは、「ま た 金 の 話 か 」というのを初めは考えたが、よく考えたら『一円玉』の方が順番は後なので、ボツ。

ただ単に、ワタシが先に見たのが『一円玉』だったということで。

話としては、叶が慕っていた警官が、何者かによってビルの屋上から落とされたらしく、転落死。

その犯人を捜す過程で、“交番から金を借りる”ことをめぐり、意外な展開を見せていく、という話。

まあ、出来として普通レベル。犯人に対する叶の感情が、単なる怒りから、容疑者らしい男の“背景”が自分に似ている事から、だんだん変化していく過程などは、よく描けていると思う。

ただ、展開としては、あとひとひねり、いや、せめて半ひねり欲しいところ。

警官と容疑者との関係に、ただの金の貸し借りだけでなく、ふたりしか知らない別の事柄があったならば、もっと深みのある話になったのではないかと思うのだが。

あと、これは演出上の問題だが、容疑者と警官がもみあって、警官が落ちるくだりの映像。何かこう、もうちょっと自然にというか、不可抗力に見えるような映像で撮れなかったものかと…。

それにしても、前回の大アクション編から今回、つまり、国際的な暗殺者を追う話から、殺意はなかったが起こってしまった殺人事件まで、「特捜最前線」とは、なんと懐の深い作品であろうかと、『特命ヘリ』の後だけに、思ってしまうのである。

まあ、どっちかといえば、今回の方が「らしい」と言えばらしいのだが…。

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