特捜最前線 第277話 橘警部逃亡!


【脚本 長坂秀佳 監督 野田幸男】

一般公募から選ばれたプロットを、長坂氏が脚本化した回。

『死体番号044』『天才未決囚』『リンチ経営塾』で見られた、橘潜入もの。

ただし、今までのエピソードは初めから乗り込む気満々だったのに対し(『リンチ経営塾』の冒頭で偽の経歴をブツブツつぶやく橘は印象的)、この潜入は、むしろ成り行き上そうなったというものだろう。

そもそも、新宿中央署内にいると思われる山根組のスパイをあぶり出すのが橘の作戦であったが、山根組に潜入するきっかけとなった出来事が、橘が予想していた出来事であったとは想像しにくいからだ。

ネタバレは避けるが、橘がスパイの疑いのある“三羽ガラス”を揺さぶるためにある人物を使おうとしていたわけだが、「(その人物が)生きていればの話だがな」と言っていること、そして発端の出来事が起こった時の橘の反応からそれがうかがえる。

しかしながら、この回の最大の見所は、何といっても橘と桜井の“熱い男の友情”である。素晴しい。ちなみに、予告編でもこれに関するネタバレはしていない。

したがって、かなり衝撃的な、そして感動的な友情物語となって、視聴者の心をうつのである。

ところで…結局新宿中央署内にスパイはいたわけだが、そのスパイは一度偽装工作をする。それはいいのだが、もし発見されなかったら、ずっと沈んでいるつもりだったのか??

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