特捜最前線 第210話 特命ヘリ102応答せず!

【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】

いやあもう、すごいの一言である。

テレビの1時間ドラマで、1週間か2週間そこらの撮影で、しかもフィルムで、こんなすごいドラマがかつては存在したのである。はっきりいって今の日本のドラマ制作形態が変わらない限り、前述した条件ではこれほどの作品は二度と生まれないだろう。そう思えるくらい、超一級のエンターティメント作品がお茶の間で見れてしまう…そんなすごい回である。

タイトルと、長坂氏脚本というだけで期待はしていたのだが、それを上回る出来映えだ。特命課がその人員と科学力・行動力すべてを費やしてのヘリ大追跡、迫るタイムリミット、見事なストーリー展開、そして紅林刑事の圧倒的なカッコ好さ…。どれをとっても超一級品。

ワタクシの好きな「特捜」エピソードでも、ここまで話にのめり込める回もそれほど多くはない。冒頭の犯人とヘリ乗っ取り犯が繋がったのも意外だったが、さすが、ギルーク司令官の方が一枚上手だったというわけだ(笑)。

この回は、実質主役は紅林だろうが、特命課全員が見せ場を持った、全員主役に近いような回であった。

もっともずっと病院の吉野だけは、追跡劇に加われなかったが…。 

(Visited 227 times, 1 visits today)