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特捜最前線 第136・137話

第136話 誘拐1・貯水槽の恐怖!
第137話 誘拐Ⅱ・果てしなき追跡!

【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】

「絶対に生きてる。そう信じることだけがこの捜査の救いなんだ」


重い。かなり重い。しかし、名作である。

重いから面白いのか、面白いけど重いのか。どちらにせよ、残虐きわまりない犯人を、尾行に気づかれないように、しかし必死に追跡する特命課、なんとか草太くんを助けようと手を尽くす桜井、そして親子と犯人との関係と、その狭間で揺れ動く朝倉。これだけの手に汗握る展開と見事な脚本の構成、そして演出。現在のテレビドラマでは金輪際作れないような圧倒的な面白さがこの前後編には満ちあふれているのである。

この「誘拐」編では、何よりも草太の演出が素晴しい。兄が殺され、自分もまた貯水槽のなかで溺れ死んでしまうかもしれないという恐怖のなか、なんとかして生きようと懸命にがんばる姿がなんとも痛々しくも共感を呼び、「なんとかしてこの子を助けたい!」という思いが視聴者に生まれ、それがブラウン管の特命課刑事とリンクし、視聴者とドラマが何とも言えない一体感を持つ。このシリーズの面白さは、もしかしたらそこに起因しているのかもしれない。

ちなみにこの前後編では、特命捜査課のセットが一度も登場しない。珍しい。ていうか、カンコまでいる以上、特命捜査課は空だぞ。いいのか?

そして、#137中、キャラ重視、もしくはキャラ完全無視の大コスプレ追跡。特に吉野の学生服が笑える。正直な話、カンコがセーラー服を着るより無理があるのではないか?おっと、カンコの平手打ちが飛んできそうなので…。

また、前回第135話で登場した犯人はクローバーキング。そしてこのシリーズでは、犯人はダイヤジャック!うーんやっぱり特撮最前線。


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