特捜最前線 第97・98話


第97話 追跡Ⅰ・白銀に消えた五億円!

第98話 追跡Ⅱ・愛と死の大雪原!

【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】

これは、本当に今だから言えることなのだが、この前後編が、もしかしたら、”二谷英明最後の出演作”になってしまっていたかもしれないのである。

このシリーズは北海道ロケなのだが、そのなかで、 二谷さんが、骨折の重傷を負うという事故が発生した。それも折った個所が、腕や足ではなく、首である。

当然、もう二谷さんは出れないかもしれない…という激震がスタッフを襲ったことは想像に難くない。しかし、二谷さんは脅威の回復力でカムバックを果たした。

よくよく考えてみると、骨折前よりも、復帰後の「特捜」のほうが、はるかに期間が長いわけで、二谷さんはまさに、”特捜最前線をやるために生まれた男”といっても、過言ではないのである(?)。

話を本題に戻すと、前後編にふさわしく、スキー場でロケを敢行し、スキーでの追跡や雪上でのアクション、さらに爆破と、スケールの大きな作品になっている。

これまで、どちらかというと従来のパターンを打ち崩した作品の多かった長坂脚本作品だが、今回は2話通して、最後まで犯人側の謎を追う展開となっている。特に前編で、すべての要素が北海道に向かうあたりの展開は見事だった。

そういえば、98話では、ひさびさにエンディングで『私だけの十字架』がフルサイズで使用された(初期ではこのパターンが多用されていた)。

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