特捜最前線 第110話 列車大爆破0秒前!

【原案 渡辺栄次 脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】

津上、普通に出勤しとります。

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怪我から復帰した二谷氏お帰りなさい+110回記念作品。何で110回が記念なんだろう…。どうも”110番”かららしいが。

今回、視聴者から募集したストーリーが原案になっているそうだが、長坂氏の筆と相まって、スケールの大きい作品になっている。

思ったんだが、犯人はわざわざ復讐であることを宣伝する必要があったのだろうか。まあ、最後の標的を確実に仕留めるために特命課を利用しようとしたのだろうが、本気で復讐してかつ誰にも気づかれないようにするんなら、もっと他に手があったような気がするが。

他の人間にわかってもらいたいというか、構ってもらいたいというか、なんか、そんな魂胆があるような気がして仕方がない。(そのあたりは神代との電話での会話からも伺い知れる)本気だったら、もっとクールに実行してはどうか。

もっとも、ふたりも殺し、かつ山本刑事の奥さんのことを考えると、この犯人に同情する余地は全くないが。

それはともかく、長坂氏の脚本では、スケールの大きい事件ほど実は単独犯、という傾向があるように思える。今回もそうだし、他には「フェリージャック編」、「誘拐前後編」(もうひとりいたが実質単独犯)、「復讐・バリコン爆弾編」…。その辺がまた、長坂氏特捜の面白さなのだろう。

また、キレのある指揮官ぶりを発揮する神代、人情派の滝、無線に精通した津上、犯人の次なる手を読み切る桜井…と、キャラを生かした特命課の捜査が描かれていたのも興味深かった一本である。

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