特捜最前線 第74話 死体番号044の男!


【脚本 長坂秀佳 監督 佐藤 肇】

「橘・父と息子」という、特捜を通じて語られたひとつのテーマの、最初の話といえるであろう。

また脚本・長坂秀佳さんが『特捜』でよく描いたテーマのひとつ、”潜入”ものである。

この回、犯人クループの中に潜入した橘をフォローすべく、いろんな手を打つ特命捜査課だが、なかでも、さも橘がそこにいるようなテープをつくり、それで犯人グループと電話でやり取りするシーンは大爆笑ものだった。犯人は「相手の口調でガセネタかどうかも見破る、この鋭さも橘のものだ」と知ったふうなことを言い、おやっさんはおやっさんで「まずい~~!!」と大声。聞こえるっちゅうねん。

しかも、そのシーンで特命捜査課にいた神代・船村・津上・玉ちゃんは真剣そのもの。その真剣さゆえ、あのやりとりがまた面白かったのである。

この回、『宇宙刑事シャリバン』のドクターポルター役で特撮ファンにおなじみの、吉岡ひとみさんが出ています。

【いただいたコメント】

投稿者:天知茂は天才
2007/11/21 14:25
この作品を見て、形は違えど桜井刑事と橘刑事が背負っている十字架、それは家族だと思いました。「判決・私を売った女!」では桜井刑事の家族に対する重い現実がわかりましたが、この作品では橘刑事の重い現実がわかる内容でした。それが特にわかるのが、橘刑事似の男の過去を語る特命戦士の場面、特命戦士は橘刑事似の男が悪い・どうしようもないと罵るなか、橘刑事だけは橘刑事似の男の気持ちがわかる、だからこそ苦悩な表情だったのではないかと思います。そして、橘刑事似の男の息子を守るために大活躍する橘刑事、本当に素晴らしいと思いました。まさに命がけでした。
それからこの作品での、吉野刑事と船村刑事がいいですねえ。物凄く笑えました。

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