特捜最前線 第54話 ナーンチャッテおじさんがいた!

【脚本 長坂秀佳 監督 天野利彦】

はっきりいって、これはかなり見るのが辛い作品である。私も、今回やっと、見るのが2回目である。そのタイトルからは全くかけ離れた、ハードでキツイストーリーなのだ。

これがファミリー劇場で放送されたのは2001年6月のはじめだが、あのころの社会情勢からいって、もし地上波だったら放送されていなかったかもしれない。この回の本放送から実に20数年。日本は全く変っていないということか…。

それにしても、『特捜』における、西田敏行氏の存在感は、独特であり、大きい。この『特捜』2年目は、西田氏が多忙となり、かなり出番が減って、結局この後105話で番組を降板してしまうのだが、(第53話においても、西田氏のスケジュールの関係か、明らかに別撮りされたカットが認められる)、やはり残念であった。

で、2年目での高杉主役の回は、この54話もそうであるように人情話が多い。高杉のキャラが、西田氏の名演により遺憾なく発揮されているように思う。

ともあれ、この時代よりも、電車内でのトラブルというのは身近で、他人事ではなく、いつ巻き込まれるかはわからない情勢である。くれぐれも気をつけたいものだと思いつつ、桂くんの将来に幸多かれと、祈らずにはいられないのである…。

【いただいたコメント】

投稿者:天知茂は天才
2007/11/21 13:41
高杉刑事の名作編ですねえ。

この作品で高杉刑事と紅林刑事が対立するのですが、双方の言い分が痛いくらいわかるんですよねえ。そして、橘刑事も心情はきつくても津上刑事を優しく諭す場面は、本当なら津上刑事のようにしたくても現状はそうはできないんだというのが本音だと思うんですよ。

しかし、この作品での高杉刑事はかっこいいですよ。桂少年のために命がけで戦う姿はまさに特命戦士だと思います。特にラストの犯人との戦いは素晴しいものがありますね。

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